豆知識-メリタとカリタの違い
あまりコーヒーにこだわりがない方でも、メリタ、カリタのいずれかの名前は聞いたことがあることでしょう。
どちらもコーヒー器具を販売しているという点では同じですが、色々な違いがあります。
まずコーヒーのドリップ用の器具で違いを見てみましょう。
メリタ製のものは穴が1つだけ開いています。
カリタ製のものは穴が3つ開いています。
この違いはどう考えれば良いかというと、同じ量の豆とお湯をフィルタ上に入れたとき、メリタ製のものは時間を掛けてドリップしますし、カリタ製のものではメリタ製のものよりも早くドリップができることになります。
つまり、メリタ製は少ない豆でもじっくり抽出でき、濃いコーヒーを造るのに適し、カリタ製のものは、多めの豆でも早めに抽出できマイルドなコーヒーを造るのに適するといえますね。逆に言えば、同じコーヒー豆を同じように焙煎してあっても、カリタ式ドリップを使うか、メリタ式を使うかでまったく味が異なるということです。
余談ですが、メリタはドイツのメーカーで、カリタは日本のメーカーです。真偽のほどはわかりませんが、メリタ−>メリ田−>刈田−>カリタとなったとか、ならなかったとか。
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