透明な氷の作り方
アイスコーヒーには大切な氷。氷にもこだわってみては如何でしょうか。
ご家庭の一般的な冷凍庫の自動製氷機能や、製氷皿では白くなった氷ができることが多いと思います。白濁していない氷は不純物が少ないので解けにくくなり、アイスコーヒーには適しています。つまり、気泡や不純物が入った白い氷は溶けやすいため、アイスコーヒーのような、濃さや香りが大切な飲み物には向かないのです。ここでは透明な氷の作り方についてご紹介します。
★白くなるのはなぜなの? 白くなっているものの正体は、空気(気泡)です。冷却される際、空気が内部に残ってしまいそれが空洞となることで白く見えてしまいます。
水が凍っていく過程では、水は外側から冷やされていくことになるので、表面から凍っていきます。すると最後には、中央近くの気泡は逃げ道を失うわけです。
ご家庭で簡単にお試し頂けるポイントは、
◎時間を掛けてゆっくり凍らせる
ということです。時間を掛けることで、表面に急激に壁を作ることを避けて、気泡の逃げ道を作ります。
時間を掛けるためには幾つかの方法があります。
1. 冷凍庫の設定温度を高めに設定する。 2. 製氷皿の下に隙間を作る。箸を下に敷くなどして隙間を作ります。
更に完成度を高めたい方には、、
1. 凍る前に何度か氷を攪拌(かくはん:かき混ぜること)すると気泡が抜けやすくなります。
2. 氷を作るための水として、一度やかんで充分に沸騰させ、製氷皿に静かに移すことで、水の中の空気を少なくすることも役立ちます。
★もっと簡単に透明な氷を作る方法
氷が内部まで完全に凍りきる前に、まだ凍っていない内側の水を捨ててしまいましょう。そのまま使っても良いですし、できた空洞にまた別の水をいれることで、白濁を減らすこともできます。
★超こだわり派の方には...
マスコミにも紹介されたという「氷さく」をご紹介します。専用容器で時間を掛けながら凍らせることで白濁の原因となる不純物や空気を抜くことができ、結果として濁りのない球形の氷を作ることができます。 透明丸型氷製氷機「氷さく」
★氷を楽しむアイデア商品
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